なんでFIRE?

一言でいうと、ストレスを溜めたくないからです。

  • 失職したら家族が路頭に迷うような余裕の無い状態にしたくない。
  • 住宅ローンや教育費のために会社にしがみつかなければいけないような状況になりたくない。
  • 会社が本当に嫌になったらサクッと辞めたり転職できるようにしておきたい。
  • 通勤ラッシュに耐えられない。

こんな思いが自分を動かしています。こう考えるようになったのは大学院でヨーロッパに2年ほど留学したり、バックパッカーとして世界を旅して、日本のサラリーマンとは異なる仕事への価値観や人生の楽しみ方に触れ続けた影響が大きかったように思います。

好きな事、やりたいことが無いというのも大きな要因です。大学生の頃から今に至るまで興味あると思っていたことを色々と試してきましたが、残念ながら「好きを仕事にする」状況には巡り会えませんでした。就職活動でも目指すものが無く、暗中模索でした。仕事に集中することで自分なりに得意な領域、好きな分野を見つけ、専門書や論文をたくさんん読んで専門性を高めたり、社内政治の訓練をしたりなどしてきましたが、一生遊んで暮らせるだけの財産があればすぐに辞めると思います。ですので私にとって仕事とは生活の糧を稼ぐ手段、財産を蓄える手段以上の存在ではありません。

社会人10年目頃から漠然と金融資産が3億円くらいになったら辞めようかなぐらいに思っていました。ずっと外資系で働いてきて、転職も何度もしているので、父のように終身雇用・退職金・企業年金、どれもありません。老後のお金の問題は自分で解決しないといけないという意識はありました。外資系証券に勤めていたときに、仕事で必要から様々な金融商品や各国の規制や市場について勉強しました。同僚も投資・資産運用している人が多く、刺激を受けました。私個人の資産運用としてインデックス投資について実践しながら勉強している過程で「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」という考え方に出会いました。私は原書"Quit Like a Millionaire: No Gimmicks, Luck, or Trust Fund Required" (Kristy Shen and Bryce Leung, 2019)の方を読みましたが、和訳本も出ています。著者達は所謂DINKSで、高収入を得るためだけにコンピュータエンジニアリングの職種を選び、10年間働きながら節約して100万ドルの運用資産を貯め、30代前半でFIREしています。退職後は物価の安い国に長期滞在しながら運用益で作家活動をしながら自由な生活を送っているようです。一番刺激を受けたのは具体的なETFポートフォリオ、約3年間の大不況に備える「キャッシュクッション」でした。

今後リーマンショックのような大不況で下げ相場が来た場合にFIREしていたら、という不安に対する明確な答えを見つけられたのは収穫でした。また、本書を読むことで本当にFIREを目指そうという気持ちになり、妻にもカミングアウトして議論したりするようになりました。私の場合、父や親戚、両親の友人関係も皆定年まで勤め上げるか医者をして定年が無いかで、アーリーリタイヤのロールモデルになるような人は居ませんでした。そんな私にとって書籍や動画、ブログ等を通じて様々な実例に触れることはとても勇気付けられることです。

とりあえず今後の課題は:

  1. 運用益だけで生活できるようになること
  2. 子供達の教育費の目処がつくこと
  3. リタイヤ後にすることをみつけること

実際にリタイヤ出来るのは50代になるかもしれませんが、自分に合った、後悔しない道を探ろうと思います。