オールシーズンズ・ポートフォリオ(独自改)のパフォーマンス(4月)

レイ・ダリオ氏がティム・ロビンス氏に請われて提唱したオールシーズンズ・ポートフォリオ米国債部分を大幅にバリュー株に置き換えたポートフォリオのパフォーマンスです。ロシアのウクライナ侵攻、原油高、コモディティ上昇、円安(米ドル130円、シンガポールドル94円!)が追い風になり、テクノロジーセクター比重の高いS&P500との差が2ヶ月前より更に開いています。

わずかに所有しているゼロクーポン債の価格は金利上昇により大幅に下がりましたが、満期まで放置する予定です。バリュー株に置き換えたのは大正解だったようです。

金利上昇で米国債に今後再注目

アメリカのインフレを抑え込むため、FRB金利を今年継続的に上げる見通しです。米国債30年ものももうすぐ3%。これが3.5%更に4%まで1年後には利回りが上がっていると予想しています。それでもアメリカのインフレ率には追いつかないでしょうが、デフレの日本円で日本円で使う予定ならそこまで気にする必要は無さそうです。ゼロクーポン債なら30年後に買値の3倍になることになりますから、1年後くらいに再度ポートフォリオに組み入れてもいいかもしれません。

給料を増やす!長期勤続vs転職

FIREへの近道は入ってくるお金を増やす事。サラリーマンにとっては給料。累進課税が残酷なレベルなため、可処分所得に額面ほど大きな差が付かないとはいえ、それでも多い方が良いです。

同じ会社で継続する場合の昇給率

勤めている会社によって全然違うと思いますが、私が見聞きしてきた範囲でお話します。昇給率は年0.5%〜2%程度。多くても4〜5%程度。どんなに大きな成果を出してもせいぜい20%。米系投資銀行だと、業績が滅茶苦茶良い年はボーナスで50%増なんてことも10年に1回くらいありましたが、ほとんどの年は低空飛行でした。昇格しても昇給しないこともありますし。同じ会社に勤め続ける場合、会社の給与カーブに完全に依存することになります。生え抜きで30代で高いレンジに上がるような会社ならいいですが、そうでない場合は同じ環境で打開するのは厳しいと思います。理由は、優秀でも辞めない人間の給料を大きく上げる理由は無いからです。給料は「引き止め料」なのです

尚、給料の不満を上司に訴えるのは不毛な努力です。コテコテの外資系でも、上司に「マーケットや同僚と比較すると自分の給料は低すぎるので是正されるべきだ」と訴えて個人レベルで是正されたのは見たことがないです。転職のオファーレターを貰って退職の意思を伝えて初めて会社はカウンターオファーを提示して引き止めます(引き止めたい場合だけ)。給料に不満があるならまずは転職活動して他社からオファーをもらいましょう。それをしない・できない人の不満は会社は相手にしません。

外国で働いていたときに外国人の部下にも給料をいくらまで上げないと辞めると毎年不満を言っていた部下が何人も居ましたが、そういう人達に限って絶対辞めず、私が辞めた後もまだずっと勤続している、自己肯定感が強く、他者評価より自己評価が高い。本気の人は必ず転職活動して他社からオファーを獲得します。私から見ると転職せずに10年も20年も同じ会社に居て給料に不満を言っているのは聞く価値が無いです。嫌ならもっと貰えるように転職すればいいし、転職出来ないなら会社は引き止める必要が無いから給料も大幅には上げないのです。

個人レベルではなく、全体レベルでの是正は何度か目にしました。10年間昇給凍結していたITベンダーで評価の高い若手の給料を30%増やしたとか、GAFAMの初任給が米系投資銀行の2倍になるような事もあり、新卒の給料を一律20%増額した事もありました。

転職する場合の昇給率

転職する場合は通常現年収の10%〜20%増が一般的です。GAFAなどでは前職の給与水準があまりに低いと2倍になることもあります。

スキルの市場価値で給料が決まるわけではない。若くて給料が低かった頃は「現年収があなたの市場価値」と転職コンサルタントという方々に何度となく言われたものです。そのような状況から脱するには10〜20%増の転職を2〜3年おきに複数回繰り返すか、前職の給料に関わらず高い水準の給料を提示してくれるイケイケの企業に転職して大きく増やすかのどちらかだと思いますが、昇給ペースのゆっくりした会社に長く居るよりも早く収入を増やす事が出来ます。さらに転職するときに複数のオファーを得て競争させて吊り上げる作戦もあります。同時期に複数のオファーを獲得出来る人なら可能な手です。インドや中華圏のエンジニアは這い上がるために実に戦略的に転職していて、感心します。

給料の高い人には長期勤続する場合でも転職を繰り返す場合でも両方のタイプが居ますが、多くの人にとっては転職しやすい若いうちに1〜3年おきに転職して安かった初任給から階段グラフのように数年で2倍、10年で3〜5倍と30代前半、遅くとも後半までに年収を上げておくのが良い戦略のように思います。

私の場合、新卒で就職したときは転職など念頭には無かったのですが、エース級で何度昇格しても5年以上全く昇給せず、ついに見切りを付けて転職活動をしました。転職コンサルタント達からは絶対に無理だと言われましたが、外資投資銀行に業界を変えて給料を2倍にすることに成功しました。外資投資銀行で勤続を継続して50%の昇給も経験しましたが、多くの年は1%前後の昇給に留まり、会社の業績が芳しく無かった年に賞与を大幅に減らされ、転職を決意。この時点ではマーケットでも高めの給料だったので10%の年収増で別の金融機関に転職しました。

資産もそこそこ築いて、額面年収の半分しか手取りが増えない状態になると、年収増よりもワークライフバランスと、やりたい仕事内容を提案して決められる自由度や、やりたい業務に集中出来ることの方を重視するようになりました。今は昇給とか賞与とかにモチベーション全然感じないです。税金で半分控除されてしまうし、資産運用で増えていく額の方が大きいですからね。

最後になりますが、転職する意思が無くてもGlassdoorなどで自分の職種やレベルの給料相場を知っておくことは重要だと思います。

 

シンガポールドルが約7年ぶり高水準

日銀の指値オペで円安が進み、米ドルにペッグされているシンガポールドルも上がりました。90円を超えるのは2015年以来。先月3000万円分ほどシンガポールから日本に送金して84円〜86円で何回かに分けて円に換金したばかりなので少しショックです。後1ヶ月待ってれば200万円位得したのに!  と後悔しても意味が無いので考えないようにします。個人的には夫婦の資産はほぼ全て米ドルとシンガポールドル資産で、日本円は1割程度なので円安は歓迎しています。

今後、2015年の史上最高値を超えるかどうか、そしてそのレベルの円安が定着するのか、注視したいと思います。

まだ会社勤めしてますが、リセットボタンは持ってます

私はまだ会社に勤めていますが、今の生活を20年続けるだけの資産はあるので気持ちの上ではFIREに近い状態で、嫌になったらいつでも会社辞めてもいいというリセットボタンを持っている感じです。完全に仕事を辞めるのは、今の資産がどの程度増えてくれるか次第ですが、現時点での予想は約5年後に可能になる予定です。実際に辞める前に、給料は別口座で投資信託でも買って手を付けないで、FIRE用の資産のみを使って暮らすのを2〜3年はやってFIRE用の資産が減らないことを検証したいですよね。あ、やっぱダメだってなって50代で再就職は厳しいですからね。

それよりも、仕事辞めたら何しよう・・・。

米国債利回り上昇

28年後に満期となるゼロクーポン債の利回りが2.5%を超えました。今$49位で買ったSTRIPS債が28年後に$100になって返ってくる計算になります。

FOMCの利上げを確実視しているということでしょう。米国債は向こう2年間位は評価損になると見込まれますが、STRIPS債は満期になれば額面の金額が償還されるので値動きは気にする必要はありません。3%を超えたら少し買うかも。。。

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IB証券で運用しているオールシーズンズポートフォリオは利上げ観測でVOOもコモディティも全体的に下げです。AT&Tはついに$23を切りましたね。今のような利上げの期間は資金が債券の方に移動するので株は全体的に上がらない、債券の利回りが上がることで評価額が下がる、という形で全体的に下がります。インフレでゴールドとコモディティが緩衝してくれることに期待しています。

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ウクライナでの戦争もまだ終わる気配が無く、中国がロシアを支援する可能性など逆に広がりを見せてきているので、まだまだ不透明です。この期間に粛々とS&P500に追加投資します。