今回は、私のポートフォリオの主軸であるアルファベット(GOOG)のオプション取引について、直近のトレード履歴をもとに総括します。
GOOGのような優良大型株でのオプション運用(ホイール戦略)において、最も頭を悩ませるのが「イン・ザ・マネー(ITM)になりそうな時、ロール(繰り延べ)すべきか、それともアサイン(権利行使)させて現物を手放す(または引き受ける)べきか」という判断です。
私が実践している「独自の天秤(判断基準)」を交えながら、リアルな取引の舞台裏を公開します。
1. 取引履歴から見るGOOGのドラマと戦略の変遷
私のGOOGトレードは、大きく2つのフェーズに分かれています。
フェーズ①:2025年秋〜年末:プット売りから現物獲得(アサイン)へ
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流れ: $245〜$270のプット売りで順調に年利20%〜34%のプレミアムを回収していましたが、12月に株価が急落。$315のプットがイン・ザ・マネー(ITM)となり、$315で現物株を引き受け(アサイン)となりました。
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教訓: ここまでは想定内。優良株なので、下がれば喜んで引き受け、次の「カバードコール」のフェーズへ移行します。
フェーズ②:2026年春:株価急高騰によるカバードコールの死闘(連続ロール)
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流れ: 現物獲得後、$350や$327.50のカバードコール(CC)を売って順調に権利消滅させていましたが、4月以降にGOOG株が$290台から$340、さらに$370超へと猛烈に高騰しました。
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対応: ここで私の「ロールの死闘」が始まります。
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4/6:$325のコールをロール
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4/17:$335へロール(一時的にデビット支払い)
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4/23:$340へロール
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4/27:$360(期日8/21)へロール
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5/1:$385(期日12/18)へ一気にロール
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株価の急激な上昇に対し、権利行使価格を上方に逃がしながら、クレジット(プレミアム)を受け取り続ける粘り強い運用を行っています。
2. 【核心】ロールか?アサインか?私の判断天秤
株価が権利行使価格に近づいた(または超えた)とき、私は単に「もったいないから」という理由でロールしているわけではありません。以下の2つの選択肢の期待値を天秤にかけて判断しています。
⚖️ 天秤の左皿:ロールして現物を維持する場合
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評価軸: コールを翌月以降にロールすることで得られる「月あたりのキャピタルゲイン(権利行使価格の引き上げ幅)」+「追加プレミアム」の合計値。
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メリット: GOOGのような長期的に上昇が期待できる銘柄の株主の地位(現物)を失わずに済む。
⚖️ 天秤の右皿:アサイン(満期権利行使)させて手放す場合
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評価軸: 一度現物を手放し、即座に同じ価格帯(または少し下)でCSP(現金担保プット売り)を仕掛けた場合に得られるプレミアム。
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メリット: 現金化されるため、下落リスクに対して無傷になり、高いプット・プレミアムを再収穫できる。
💡 実際の判断
4月末から5月にかけてのGOOGの暴騰時、私は左皿(ロール)を選びました。 株価が$390を超える中、一気に2026年12月限の$385までコールをロール(5/1取引)したのです。
なぜか?手放してCSP(プット売り)をするよりも、権利行使価格を$385まで一気に引き上げることで得られる将来のキャピタルゲインの枠($315の取得原価から見れば莫大な含み益の許容幅)を確保する方が、トータルの期待値が高いと判断したからです。
3. 今回の総括と今後のGOOG方針
大型ハイテク株のオプション取引における今回の学びと方針です。
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カバードコールは「我慢比べ」: 株価が激しく上昇する局面では、目先の利益確定(アサイン)に走るよりも、今回のように期日を先に延ばしてでもストライク(権利行使価格)を上に逃がす「ロールの粘り」が、最終的な資産最大化に繋がります。
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LEAPS(長期オプション)の損切り: 3月末に moomoo 証券側で持っていた$285のLEAPSコールを一部損切り(Cut loss)しています。レバレッジ管理の観点から、ボラティリティ急変時には痛みを伴うポジション整理も必要だと学びました。
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今後のネクストアクション: 現在は12月限の$385コールを売っている状態なので、GOOGの現物株はがっちりホールドです。ここからは時間の経過(タイム・ディケイ)とともにコールの価値が剥げ落ちるのを待ちつつ、下値が固まったと見れば、余剰現金で$300以下のプット売り(CSP)を並走させ、二毛作でプレミアムを狙いにいきます。


