mynextlifeのブログ

まだ小さい子供二人を育てながらFIREを目指しています。

書籍:幸せな小金持ちという生き方 ― 本田健

キンドルで昔の本を見直していたら、2014年に購入した「幸せな小金持ちという生き方」(本田健)という本が出てきました。

Amazon.co.jp: 幸せな小金持ちという生き方 ― 本田健初期作【完全版】 電子書籍: 本田 健: Kindleストア

2014年はまだ結婚してまもなく、子供も生まれる前でした。シンガポールに移住した初期の頃で、定期預金以外に資産運用はしておらず、投資の知識も無く、銀行の営業の口車に乗って保険商品を購入してしまったのもこの頃です。そして投資信託での資産運用を私が始めようと模索していた頃で、世帯資産の管理を始めたのもこの頃でした。転職して年収は増やせたし、不共働きで貯金が増え始め、貯金の運用をそろそろ考えないとな、という状況でした。

本書での「小金持ち」の定義は:

です。基本的にビジネスオーナーとなることが前提なので、不労所得3000万円はサラリーマンにはまず無理ですね。

今読み返してみて身につまされるのは、金持ちはお金を使わない、無駄遣いしない、倹約家だという部分です。シンガポールで共稼ぎしていた頃は妻や上司の趣味で高級ホテルでのシャンパンブランチやステイケーション、近隣のビーチリゾートなどで散々散財していました。

次に「愛するライフワークがあるか」は相変わらず否です。今FIREできれば迷わず現職を辞します。現職はストレスは多くありませんし、残業も少ないですが、とにかく面白くないので。結局本田宗一郎氏や大谷翔平選手のように、「大好きなこと」を仕事にする、ビジネスにする、ということは出来ませんでした。そもそも自分が没頭できる大好きな事が無いです。子供を見てもビデオゲームやゲーム実況を見たりといったあまり生産的でないことに没頭することが多く、夢中でScratchでゲームを開発したりとか、電気回路を組んでみたりとか、三食を惜しんでスポーツをするとかという子供は稀だと思います。この点に関しては自分自身でも残念でなりません。(本田氏は「ライフワークで豊かに生きる」という別著もあります。氏によれば、ライフワークは探して見つけるものではない、そうですが、私にはやはりピンときませんでした。)

本書は、好きなことをやっていればお金はついてくる、というわけではない。と深掘りします。「お金の法則」、「時代の流れ」、「ビジネスの法則」を無視した場合、お金はついてこない、と。結局は趣味の延長ではなくて、事業家である必要があるのです。

私の場合、このような自己啓発本を読んでも何も変えられないな、と10年ぶりに読んでみて改めて感じました。