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まだ小さい子供二人を育てながらFIREを目指しています。

マネックス証券で米国株取引はイケてない

日本のオンライン証券の草分け、マネックス証券で初めて米国株を購入してみた。日本の証券会社を使って米国株を購入するのは初めての経験なので、個人的な感想を記してみたいと思います。

資金振替が遅い

お金の流れはざっくり以下のようになります。全て完了するのに2営業日くらいかかりました。

銀行口座→証券総合取引口座→管理サイトへ振替→日本円から米ドルに振替→Trade Stationの取引可能額に反映

IB証券の場合はもっと単純で、1〜2時間で反映されます。

銀行口座→IB証券口座の取引可能残高に反映→SGDからUSDに変換

取引手数料が高い

MSFTを数百万単位で購入したのですが、手数料が$22もしました。10万円程度の追加購入でもマネックスは$5も手数料取るんですね。

IB証券では数百万単位の株式の売買を何度も行っていますが、手数料ほとんどの場合$1で、$2を超えた事が一度もありません。ゼロクーポン債を購入するのに取引手数料が$5で高いと感じていましたから、正直マネックス証券の手数料の高さに大きく失望しました。

円換算評価額反映が遅い

証券総合取引口座には投資信託、現金、外国株全ての商品を合計した資産総額を円換算で表示してくれるのですが、外国株の評価額の反映が遅いです。月曜日の時点で前週金曜早朝(米木曜市場閉場時の価額)のままなので、正直まどろっこしいです。

Trade Stationを立ち上げるとリアルタイムの価額が反映されていますが、USDのみの表示なので、円換算は出ませんし、投資信託等との合算も出ません。

IB証券は特定口座が無いので確定申告が必要なこと、新NISAなど非対応、5千万円以上の場合は国外財産調書などを考慮した上でも、新NISAやイデコに収まらない余剰資金はIB証券で運用した方が有利だと思いました。正直マネックス証券で高い手数料を献上して米国株を取引する理由は無いと思います。

確定申告も、慣れるとすぐに終わります。IB証券には過去の取引データをクエリしてCSVファイルにエクスポート出来ます。取引日のUSD/JPYも付けられるので、円換算での集計も簡単です。

残念ながら国境を超えた株式の移管は不可能ですので、売却せずに日本の証券口座から米国の証券口座に運用資産を移すことは出来ませんが、株式の取引手数料が$5を超えるような方やこれから米国株やヴァンガードETF米国債の取引を始めたい、なんて人は米国のインタラクティブ・ブローカーズ証券を考えてみてはいかがでしょうか?IB証券から日本の銀行口座への現金の引き出しも手数料無料ですよ。

関係無いですが、シンガポールローカルの証券会社も日本と同様にかなり不便、手数料高い、でイマイチでした。唯一IB証券より有利だったのはSGXでのシンガポール株式の売買手数料くらいでした。