mynextlifeのブログ

まだ小さい子供二人を育てながらFIREを目指しています。

ロシア軍事侵攻、米国株下落、金上昇

ロシアがウクライナに軍を進行させたとの報道がありますね。VOOは$380を切り、GLDは$184に上昇中。今日も動きそうですね。S&P500の投資信託を月末約定で注文しました。シンガポールから送金した資金を段階的に投入していきます。

しばらくの間資産の評価額が目減りしますが、気にしてはいけません!

ここで落ち着いてられるのも、これまで何年も運用してきてコロナショックも経験し、待てば必ず上がると信じることができるからで、投資始めたてだとそう信じる拠り所の経験が無いので、精神的な負担が大きいことでしょう。でもこれを乗り越えればお金を増やすことができますよ!

“It is necessary sometimes to take one step backward to take two steps forward." - Vladimir Lenin

 

円の実質実効為替レートが50年前水準へ

円の実力が半世紀前の水準に低下したそうです。日本円で稼いで海外でFIREなんて夢のまた夢になる時代が来るのでしょうか。逆に海外で稼いで貧しい日本でリタイアする方が主流になってくるかもしれませんね。日本円はなるべく持っていたくないですね。米国株や金にして運用しておいた方が良さそうです。

www.nikkei.com

「日本人技術者の給料がアメリカにボロ負けする訳」野口悠紀雄、東洋経済を読んで

アマゾンUSが基本給の上限を4000万円に引き上げるニュースが2月11日に日本でも報道されました。私も母に日本の凋落を印象つけるべくニュースのリンクを送ったりしてましたが、野口悠紀雄氏が東洋経済オンラインに寄稿していたのを見つけたので紹介します。

toyokeizai.net

さて、野口悠紀雄氏の記事は相変わらずアメリカのトップ中のトップと日本全国平均を比較して悲観するという構造になっています。アメリカののアマゾンと比較するならアマゾンの日本支社と比較するべきでしょう。(アマゾンは日本に比較的大規模なエンジニアリングチームが昔からあります)もしくはアメリカの全国平均と日本の全国平均を比較するべきでしょう。それでもアメリカは日本の2倍くらいあるはずです。この野口氏の手法には辟易としますね。

ただ、アメリカにボロ負けしていて、もはやアメリカと比較することすら意味が無いのではないかと思うくらい差がついていることは確かです。

さて、基本給4000万円はあくまでも上限であり、全員がその水準ではありません。私がシンガポールで勤めていた米系投資銀行でもソフトウェアエンジニアで基本給4000万円くらいの人が集まっているチームはありましたが、その他大勢はマネジャーレベルでも基本給は年900万円〜1800万円くらいがレンジでした。

Glassdoorという世界的な雇用主の口コミサービスで米Amazonのエンジニアの給料を見てみましょう。タイトルにI, II, IIIのレベル表記があったりなかったりとまばらですが、一番上の”Software Engineer”というのが新卒からトップクラスまでの全部を網羅しているようです。口コミも2,881件と最多です。2行目のインターンでも月に100万円以上もらえるようですね。ちなみに日本拠点の情報は3件程度しか口コミが無く、あまり参考になりません。

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Glassdoorより引用

Software Engineerは経験年数でフィルターすることが出来ます。

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Glassdoorより引用

新卒1年目でフィルターしてみましょう。平均初任給はベース1400万円弱、ボーナスが300万円強といった感じでしょうか。

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Glassdoorより引用


続いて中堅の経験7−9年目。平均ベースが1800万円強、ボーナスが400万円くらい。最低で800万円、最高で3000万円と分布が見て取れます。

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Glassdoorより引用

Glassdoorは口コミ投稿情報ですので、情報の正確性や信頼性は担保されていませんが、少なくともシンガポールで採用活動をしていた時にGlassdoorのシンガポールの情報も参照していましたが、比較的正確だと思います。

GAFAやSlackなどのテック企業のエンジニアの実際の給料水準はこんな感じで、実際2016年頃には金融機関IT部門の水準を超えました。NYの金融機関も新卒の年収を1200万円に上げて対抗したこともニュースになってましたね。もちろん物価も日本の倍以上なので実際どの程度貯蓄できるかは疑問ですが、額面の年収を上げておくと日本で再就職するときにも高めの年収の職を探せます。若いうちにアメリカやイギリス、シンガポールなどテック企業の拠点のある国で高い収入を求めて出稼ぎに行くことにもっと若いエンジニアの卵に興味を持って欲しいです。負け組の「安い国」日本に住むのは外で稼いで引退した後でもいいと思いますよ。

家計簿アプリ

日本に帰って来て妻が専業主婦になり、一人分の収入だけで生活し始めてから家計簿アプリを使って支出を把握することにしました。色々試してみましたが、最終的に落ち着いたのは「マネーフォワード」(以下、MF)というアプリです。銀行口座、カード、電子マネーを連携出来るので、金額を手動入力する事はほとんどありません。家計管理のために決済手段の選択にも変わってきました。ここでは有料版を数ヶ月使用してみた所感を述べてみたいと思います。

moneyforward.com

電子マネー連携

パスモをMFと連携させたのですが、パスモ側のAPIの性能のせいでしょうか、日中に情報取得が成功することはまずありません。私が試した限り、午前6時頃だと時間は掛かりますが安定して取得出来ます。それ以外の時間はほぼ確実に失敗します。

2点目は、パスモAPIは前日までの取引履歴しか提供しない仕様になっています。ですのでリアルタイムで把握したい場合は不利です。

3点目は取引詳細情報が無い点になります。電車の乗り降りに関しては乗車駅・下車駅とAPIが返してくれるのですが、他の取引に関しては単に「物販」と表示されるだけで店舗名も出ないので翌日には何の出費か思い出せないこともあります。連携に失敗して取引取得が数日遅れることも多いので、不便に感じました。

私はアップルウォッチにパスモを入れて電子決済をするのが便利でメインの決済方法にしていましたが、MFでの出費管理に不便なので電車・バス以外で使うことはなくなりました。

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クレジットカード vs. デビットカード

クレジットカードの取引もMFと連携出来ますが、MFで取得できるのが3〜7日後になります。締日前の取引などは1週間程度遅れてくることになりますし、なるべくリアルタイムで監視することでモチベーションを維持している身としてはこの遅延は許せないです。これはクレジットカード会社の方の問題かもしれませんが。。。取引先店舗の名前も出てくるのは便利ですが、遅延が酷すぎです。一方、デビットカードは決済してすぐに銀行口座から引き落とされるため、買い物直後にMFで取得出来ます。残念ながら取引情報に店舗名等の情報はありませんが、リアルタイムに取得出来るのですぐに勘定科目を更新することが出来ます。家計簿アプリを使うようになってから、決済はデビットカードを中心に使うようになりました。デビットカードを使った事が無い人はぜひ使ってみることをお勧めします。

オンラインショッピングサイトとの連携

MFはAmazonなどの取引履歴とも連携が出来ますが、デビットカードの履歴と重複しますし、Amazonの一回の買い物がデビットカードで複数の決済に分割されることもよくあり、MFが自動的に重複を認識できないことも多かったです。結果的にすぐに連携を削除しました。

 

以上がMFを使った所感になります。

 

ウクライナ情勢緊迫

ウクライナの情勢が徐々に緊張感が増してきました。3月にアメリカの利上げも控えていますし、3月下旬くらいまでは米国株式は下げ相場になりそうですね。評価額が下がるのを見るのは嫌かもしれませんが、悲観せずに持ち堪えましょう。

私はシンガポールフィリップ証券を現金化して日本に送金中ですので、段階的に買い増していく予定です。

日本では我が家はほぼこれ一本です。特定口座とNISAに入れてます。

emaxis.jp

家計簿と1ヶ月の出費

この記事では我が家の一ヶ月の出費を紹介します。

シンガポールから日本に帰国してから家具、家電、秋冬物の服など出費が嵩みましたが、漸く落ち着いてきました。特に最近1ヶ月は家族の体調が悪く、ほとんど外食も外出もしなかったので比較的抑えられた方かなと思います。

1ヶ月の総出費は約85万円程度でした。項目別の出費を下の図で紹介します。

住宅

住宅は都内に2LDKのマンションを賃貸契約しています。二人の子供達がまだ小さいので子供部屋は必要ありませんが、5年後に上の子が中学に上がる頃には子供部屋が必要になってくると思うので住宅費が上がる可能性が高いです。

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最近1ヶ月の出費

教育

教育費が高めなのは下の子の幼児保育で英語保育園に週5日で一日中預けているのが20万円弱、残りが上の子の英語学童と習い事です。なぜこんなに高額の教育投資をしているかというと、元々は下の子が小学校に入る頃まではシンガポールで生活する予定で、上の子と同じように現地の英語と中国語を使う保育園で育てるつもりでした。ところが親が病気になり、下の子が物心がつく前に帰国することになりました。将来下の子が成長したときに自分だけ語学を幼少に身に付けられず親を恨むと思います。ですので出来る限り上の子と平等にするために、高額な費用には目を瞑って英語に触れる環境を下の子に提供しています。年齢が上がるとともに学費も下がりますから、数年後にはこの費用は削減する予定です。小学校は公立に行かせていますが、場合によっては中学受験をする可能性もあり、その場合はあまり費用を下げられないですね。

食費

食費はまだ安定していませんが、これまでは14万円〜20万円程度です。内訳は食料品に10万円、昼食の外食に3〜4万円、夕食の外食に1万円〜5万円、その他お菓子、カフェなどに1万円くらいになります。

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下の記事によると、日本全国の4人家族の平均は8万円弱だそうですね。東京都23区内に住んでいることを考慮に入れても我が家のエンゲル係数は高めかもしれません。ただし、添加物の多い食品や安い加工食品、ショートニングを使っている安い揚げ物などは避けて、なるべく質の良い食材をあえて購入しているため、ここを全国平均を気にして無理に圧縮する予定はありません。

car-mo.jp

趣味娯楽に関しては、私達夫婦はジムも習い事も何もしていないので、アマゾンプライムやディズニープラスのサブスクリプションがある程度で、書籍や漫画を少し購入するくらいでしょうか。子育てが終わったらこの項目は増えることになるでしょう。

貯蓄率

去年の後半から日本に住み始めたのでまだ住民税を取られていませんが、来年からフルに課税される住民税を考慮に入れ、且つ年1回のボーナス(200〜300万円の想定)を考慮に入れずに考えると、毎月の貯蓄率はほぼ0%。シンガポールで共働きをしていた時は二人分の収入があったので50%〜70%の貯蓄率でした。今は一人分の収入しか無いので、今後如何にして貯蓄率を上げていけるかが課題になります。そのためにも家計簿アプリで毎日支出を監視して出費を意識する必要があります。

現状はこんな感じですが、今後75万〜80万円程度まで下げれれば年間の費用が1000万円を切りますが、まだまだ「4%ルール」で賄える範囲ではありません。手取り1000万円を投資(分離課税)で得るためには額面1250万円毎年投資で利益を出す必要があります。3億1250万円の4%が1250万円なので、最低でも3億1250万円の運用資金が必要です。基本給だけでは貯蓄出来ていない状態なので、現在の運用資産のキャピタルゲインでその額に達するのを待つのが主な戦略になります。シンガポールで10年共働きして蓄財出来たことは本当にラッキーでした。

子供達にもまだまだお金掛かりますし、40代でのFIREはやはり無理そうなので50代半ばを目指しますかね。。。。FIREと呼ぶにはあまりEARLYじゃなくなってしまいますね。Financial Independence, Retire a little Early!?

シンガポール・フィリップ証券の資金を日本に引き揚げます

シンガポールの証券会社で日本人にも人気のフィリップ証券シンガポールREITSTIインデックスETFなどを2000万円くらい運用していましたが、日本に資金を引き上げることに決めました。

理由は、

  1. 配当金の利回りも4%未満で、シンガポール在住なら無税ですが日本に帰国したので税金が掛かるようになりました。
  2. キャピタルゲインが期待できない。
  3. 確定申告や国外財産調書が面倒臭い。

全て現金化して送金し、国内の証券会社でS&P500連動の投資信託を購入する予定です。タイミングは米国長期金利の利上げのタイミングに合わせようと思っています。